タングルウッドの奇跡 [偽善者の日記]
グラミー賞の最優秀クラシック・コンペディアム賞を受賞した五嶋みどりさんの過去のエピソードが、東京新聞のコラムに載っていた。
『~ ▼一九八六年七月、米東部、タングルウッド音楽祭でボストン交響楽団と共演した。曲は作曲者でもあるレナード・バーンスタインさんが指揮する「セレナード」。演奏中、五嶋さんのバイオリンのE弦がぷつんと切れた。どうするか。五嶋さんは平然とコンサートマスターにバイオリンを借り、弾き続けた▼他人の楽器。五嶋さんには大きい。それでも弾くが、試練は続く。その弦もまた切れてしまう。別の演奏者にもう一丁借りてなお続ける。演奏を終える。待っていたのは何があろうと演奏を止めなかった勇気に対する拍手と大歓声だった ~』 東京新聞 2014年1月28日
その場面を想像してちょっと目頭が熱くなった。
実際の状況を見てみたいと思いYouTubeで探す。やっぱりあるよね。
記事では試練を乗り越えたような扱いだったが、私に見えたのは、より良い演奏を続けたいという求道者的な少女の姿だった。軽いタッチで説明するとこんな感じ。
世界的な指揮者とオーケストラとの共演で高揚感を得ながら演奏
↓
弦が切れる
↓
もっと弾き続けたい!
↓
借りちゃえ
↓
また、弦が切れる
↓
最後まで引き続けたい!!
↓
もう一挺借りちゃえ!というより早く貸して!!
実際はどうだったんだろうなぁ・・・
あと、もう一つ思ったことがある。30年近く前の映像が大した努力もなしに見ることができる、とんでもなくありがたい世の中になったなぁ・・・
『~ ▼一九八六年七月、米東部、タングルウッド音楽祭でボストン交響楽団と共演した。曲は作曲者でもあるレナード・バーンスタインさんが指揮する「セレナード」。演奏中、五嶋さんのバイオリンのE弦がぷつんと切れた。どうするか。五嶋さんは平然とコンサートマスターにバイオリンを借り、弾き続けた▼他人の楽器。五嶋さんには大きい。それでも弾くが、試練は続く。その弦もまた切れてしまう。別の演奏者にもう一丁借りてなお続ける。演奏を終える。待っていたのは何があろうと演奏を止めなかった勇気に対する拍手と大歓声だった ~』 東京新聞 2014年1月28日
その場面を想像してちょっと目頭が熱くなった。
実際の状況を見てみたいと思いYouTubeで探す。やっぱりあるよね。
記事では試練を乗り越えたような扱いだったが、私に見えたのは、より良い演奏を続けたいという求道者的な少女の姿だった。軽いタッチで説明するとこんな感じ。
世界的な指揮者とオーケストラとの共演で高揚感を得ながら演奏
↓
弦が切れる
↓
もっと弾き続けたい!
↓
借りちゃえ
↓
また、弦が切れる
↓
最後まで引き続けたい!!
↓
もう一挺借りちゃえ!というより早く貸して!!
実際はどうだったんだろうなぁ・・・
あと、もう一つ思ったことがある。30年近く前の映像が大した努力もなしに見ることができる、とんでもなくありがたい世の中になったなぁ・・・
2014-02-02 21:52
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コメント(4)
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僕だったらオロローンですね。
オロローン
by もっきー (2014-02-04 22:05)
オロローンね。オロローン・・・
何も響かないってことは調べろってことですよね。
ハクション大魔王の泣き声?オロローンなんて泣いていたっけ?思い出せないなぁ。
もっきー さんは泣いちゃうのね。私はエアーバイオリンでしのぎます。
by パキ (2014-02-16 00:34)
もはや欲望ですね。 分かる気がする。
by BH (2014-02-20 12:56)
>BH さん
共感していただけてうれしいです。
オリンピックの真央ちゃんのフリーも迷いが消えて、とにかく決めたいという意思が感じられました。
by パキ (2014-02-23 06:27)