ふり幅の広い人でありたい [偽善者の日記]
常識的で堅物だけど抜けたところがある主人公の政と、非常識だけど人情の機微に敏感な源。『政と源』は73歳の幼なじみの交流を主軸にした三浦しをんお得意の凸凹コンビの物語。主役をじいさんにすることで人生の重みという安定作用が働き、他作品で感じた男としてちょっと恥ずかしくなる友情の過大美化が気にならない。私としては、他の有名な賞をとった作品より好きだ。
このところ仕事関連の本ばかり読んで、頭が効率的に文字を追うようになっていたのでじっくりと味わうように読んだ。政のようなキャラクターになるかのように突き進んでいたが、本書のおかげで自分の源的な一面を掘り起こせて、ちょっとした軌道修正になったと思う。
読後にふとわいた疑問。私の周りは私の中に常識的な堅物と非常識な異端児のどちらを見ているのだろう?
このところ仕事関連の本ばかり読んで、頭が効率的に文字を追うようになっていたのでじっくりと味わうように読んだ。政のようなキャラクターになるかのように突き進んでいたが、本書のおかげで自分の源的な一面を掘り起こせて、ちょっとした軌道修正になったと思う。
読後にふとわいた疑問。私の周りは私の中に常識的な堅物と非常識な異端児のどちらを見ているのだろう?
2016-05-24 00:05
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コメント(2)
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常識的な異端児っていう線もあるかもね
by もっきー (2016-05-28 05:04)
>もっきー さん
非常に堅物
by パキ (2016-06-02 22:07)