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あの日のかっぽうぎは眩しかった [偽善者の日記]

 並べられたお総菜から何を選ぼうかと悩んでいると「温かいのを出し直すので言ってくださいね」とおばちゃんが笑顔で対応してくれる。
 メインに筑前煮。小皿にはきんぴらゴボウ、青菜のおひたし、アジフライをチョイス。ご飯は少なめと伝えると目の前で分量を確認しながら盛ってくれる。
 ここは『かっぽうぎ』店名に違わぬ気さくなおばちゃんが接客にあたる。何となく店の雰囲気も明るい。

 しかし!
 おばちゃん達が身に纏うのは、エプロン。これは如何なものかと問い正しかけて、はたと気づいた。

 『あの日』の影響だ!

 あの日、一時的に盛り上がったかっぽうぎというコスプレは、その後のバッシングによりSTAP細胞以上の負のイメージを背負ってしまったのだ。フネさんが地道に築いたイメージに乗っかって、ブランドを確立しようとしたフジオフードシステムは戦略の転換を余儀なくされたに違いない。
 さっきまで感じていた店の明るい雰囲気は虚構だった。おばちゃん達の笑顔の裏に、エプロンによって盛り返しつつあった経営が『あの日』の出版による余波で、再度脅かされ時給が下がることに怯える素顔が伺えた。

がんばれ『かっぽうぎ』
がんばれおばちゃん達
がんばれSTAP細胞
がんばれ
fune.png



あの日

あの日

  • 作者: 小保方 晴子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: 単行本



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コメント 4

もっきー

フジオフードシステムといえば社長直筆のおしながきで有名ですが、かっぽうぎがダメな今、武田双雲あたりが不祥事を起こそうものなら、それすらも負のイメージになりかねないですね。

そうなる前に、そのかっぽうぎのイメージアップを図りましょうよ。

かのギルガメッシュナイトの人気コーナー「夜食ばんざい」で、野坂なつみ(野村義男夫人)の裸エプロン姿をご記憶の殿方も多いはず。
そこを利用して、おばちゃんたちを裸かっぽうぎにしてしまうのはいかがだろう。
おばちゃんっていっても、今のおばちゃんたちは一旦辞めていただき、見た目重視で2~50代のご婦人たちを雇用。
裸にかっぽうぎを着てもらい、わざと後ろに置いてあるお惣菜を取ろうとするたびにおしりを拝めるという仕組み。

客も下からのぞきこみたいがために、わざとお金を落とす人続出。

東京オリンピックに向けて、なんだかかっぽうぎ復権の予感?
by もっきー (2016-03-29 16:55) 

パキ

>もっきー さん
お惣菜、みんなカウンターに置いてあるんだよねぇ。
2~50代の50代はもっきーさんのターゲット層なわけですか?
by パキ (2016-04-01 00:02) 

もっきー

この際なのでカウンターを廃止していただきましょう。

最近では50代でも場合によってはターゲットになりうることがわかりました。しかし、年齢制限があるわけではなく、ピラミッド状に年齢が上がるごとにターゲットは少なくなるけど、ターゲットは存在するということです。
by もっきー (2016-04-01 09:07) 

パキ

>もっきー さん
それって黒木瞳ならOKという。針の穴よりも小さいターゲットじゃないですよね?

カウンターがないと店員とお客との境界線を一気に越えてしまう危険はありますね。
by パキ (2016-04-04 23:30) 

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